漂着物で遊んでみよう!
佐々木さんと岩崎さんに教えてもらいながらビーチコーミングを楽しんでいるアンちゃんですが…
「貝がらや人工漂着物をひろい集めるのは楽しいけど、ひろったものを持って帰ったあとはコレクション用の箱に入れるだけ…。せっかくゲットしたお宝でもっと遊べないかな?」
「がはは! ビーチコーミングは拾ったあとが本番だよ! もちろん、佐々木さんみたいにコレクションを極めるのもいいけど、別の楽しみ方もあるからね。 よし、ワシの家にきてごらん。」
ということで、岩崎さんのおうちに連れて行ってもらったアンちゃん。(岩崎さんはいいおじさんです。知らないおじさんにはゼッタイについていかないようにしましょう。)
アンちゃん「うわ~!おうちのかべやゆかに、石ころやシーグラスが使われているわ!」
岩崎さん「もちろんこれはわしが海でひろったものだよ。 他にもこのタイルは貝がらをけずって作ったものだし、このテーブルも海岸でひろった木で作ったんだ。」
アンちゃん「岩崎さんは、ビーチコーミングでひろったもので工作するのが得意なのね。でも、シロウトのワザじゃないわ…。」
岩崎さん「がはは!ワシはたてものや道路を作るのが仕事だからね。ここまでじゃなくても、ビーチコーミングで拾ったものは色々な使い方ができるんだ。漂着物でどうやって遊ぶかはキミの発想しだい!」
漂着物をインテリアにしてみよう!
「特に手を加えなくても、漂着物には自然と時間がつくりだした独特の味があるもの。うまくかざれば立派なインテリアになるよ。センスが問われるけどね。」
「へえ~。確かに良い味がでてますね。」
貝がらアクセサリーをつくってみよう!
「次は、拾った貝がらを使って、簡単な工作をしてみよう。ストラップやネックレスなどのアクセサリーを作ってみようね。」
貝がらなどを使って作ったストラップ。
「これなら、ストラップのひもやチェーンを買ってきて貝がらをつけるだけだから簡単そうですね。でも、意外と貝がらにひもをつけるところがないなあ…穴でも空いてればいいんだけど…」
岩崎さん「穴の空いた貝がらならあるじゃないか!佐々木さんに習わなかったかい?」
アンちゃん「あっ!ツメタガイ!!」
岩崎さん「そう、ツメタガイに食べられた貝がらには穴があいてるよね。かたい貝がらに自分で穴をあけようと思うと大変だけど、ツメタガイに食べられた貝がらを探せばその手間もいらない。この穴をつかってヒモなどつければ、天然素材のアクセサリーが完成だよ。」
アンちゃん「貝がらのくびかざり…なんて、南国チックですね。大昔の人も、貝がらをアクセサリーにしてたって、佐々木さんが言ってたな。」
岩崎さん「今日び、日本では貝がらを首からぶら下げるのはちょっと勇気がいるけどね。アンちゃんくらいの歳ならいいんじゃないかな。」